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Yシャツ豆知識

2017/02/21

ワイシャツ生地の種類

ワイシャツの雰囲気や着心地において最も重要なのが生地選びという事は、誰でも想像がつきます。
種類が非常に多く、生地によって持っている特徴が様々なので、自分に合った生地選びの為のご参考になれば幸いです。
《ブロード》
イギリスではポプリンとも呼ばれており、縦糸と横糸を十字に交差して織った生地です。シャツの生地としてはシンプルで最も一般的なものであり、番手が高いほど滑らかな肌触りで光沢がある生地になります。

《ツイル》
縦糸と横糸3本以上から作られる生地で、連続した斜文線が特徴となっている生地です。柔らかくシワになりづらいのも特徴で、光沢感があるのが魅力的な生地です。

《オックスフォード》
縦糸と横糸を2本ずつ引き揃えて平織りしており、シワになりにくくソフトな印象が特徴的な生地です。通気性に優れているのもポイントです。
さらに高い番手を使った光沢がある肌触りが良いものはロイヤルオックスフォードと呼ばれ、ワンランク上の着こなしができる生地です。

《ピケ》
一見するとオックスフォードのようですが、綾織りと平織りを組み合わせている生地です。ワッフル状に織られているのが特徴となっており、凹凸による肌触りの良さが特徴です。

《ジャガード》
織り糸で模様を出す変わり織の一種で、複雑な模様や大きさに関わらず織柄を織ることができるジャガード織機で作られた生地です。シャツ生地として幅広く活用されています。

《ヘリンボーン》
連続した山型の模様が特徴となっている生地です。シャツ生地としてはクラシックな種類となっており、光沢感としなやかさが魅力です。

《ドビー》
織り糸で柄を出す変わり織の一種で、ドビー織機を使って作った生地です。幾何模様やストライプ、ドットなど種類が豊富でジャガードによりも小柄なのが特徴となっていて、光沢や素材感、高級感がある生地です。

《シャンブレー》
平織りの一種で縦に色糸、横に白や違った色の糸を使用した生地です。霜降りのように見える模様が特徴となっており、天然素材を使ったものが多くあります。

《エンドオンエンド》
水平方向に明るい色の糸が織られていることによって微妙なツートンカラーで効果を生み出している生地です。オールシーズンで着やすい生地です。
また、日本では「ハケメ」と呼ばれています。

《バスケット》
縦糸と横糸をそれぞれ2本以上そろえて織った生地です。厚みがありつつも通気性に優れているのが特徴です。

《ボイル》
強く撚らせた細い糸を使って平織りした生地です。透き通った印象ですがシャキっとした肌触りとなっており、夏に着やすいシャツ素材としての特徴があります。

《サテン》
縦糸と横糸が交わる点を極力少なくしており、その点が連続しないように分散させ縦糸か横糸のどちらかを綿密に浮かせている繻子(しゅす)織りした生地です。独特の光沢があり、肌触りがなめらかなのが特徴です。

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