2017/02/20
シャツをオーダーする
シャツをオーダーするにあたり、ご来店いただく前に「大まかなイメージ」「メインで着る場面」を決めておいてください。
ビジネス中心とドレッシーな装い。または、着心地重視か見た目重視か。
それらによって、お薦めする生地が違ってまいります。
※生地の種類
生地の織り方の種類にポプリン、ツイル、サテン、
オックス、ピケなどがあります。
※生地の番手(糸の太さ)
1PLY(単糸)、2PLY(双糸)、3PLY、4PLY、
40/1~80/1、100/2300/2,160/3~320/4
数字が大きくなるほど糸の太さが細くなります。
●単糸の糸の特徴…ざらざらして、表面が毛羽立ちます。
●双糸の糸の特徴…滑らかな肌触りで、色の発色もとても綺麗です。
170/2を超えるとシルクと間違える方もいらっしゃいます。
●3PLY,4PLY………かなり特殊な生地で、160/3~320/4などはあまりにデリケート過ぎる糸を補うために、
糸を3~4本よりあい織り上げます。
※衿型の種類
オーダーシャツの場合基本形はありますが、アレンジはいかようにも出来ます。ネクタイを着けるシャツならネクタイ
との兼ね合いです。
ノットが小さければナロー、大きければワイドスプレット。剣先長めのボタンダウン、スナップダウンなどいろいろ選
べます。
※カフス
本来、第一礼装はシングルカフスのカフリンクス使用が正式です。
●ダブルカフス(フレンチカフス)
フランスで生まれたカジュアルなもので正装には使えません。
※ポケット
正装ではポケットは付けませんし、付けない方がドレッシーです。
シャツの本場英国では、元来王室などに赴くときに、物を隠せるようなポケットを付けてはいけなかったのです。
以上、オーダーする際の大まかなご提案です。
出来上がりのシャツは2~3回お洗濯をしてからのサイズ感をご確認ください。
生地にはサンホライズ加工(湯通し効果)が施されていますが、仕立て後の詰まりや体形の癖に合ってくるのに少々お時間がかかります。
生地や糸などに関しては、また別の機会にご紹介させていただきます。